嫁です。
世界遺産に行ったり、
ご当地ものを食べたり、
いろいろしましたが、全ては序章にすぎません。
旅のクライマックスにして最大の目的地へ。
広島県立美術館
「印象派への旅 バレルコレクション 海運王の夢」
巡回展であり、全国で既に公開され、チェックはしておりました。
今回、開催期間にお休みが重なり、
とうとう訪問することができました。
やったー!!
アート好きな方の中でも
印象派の絵画が好きなかたは比較的多いと思います。
小難しい雰囲気はなく、親しみやすいと思います。
私の趣味に付き合ってくれる
一般的な趣向の旦那さんも、
「この人たちの絵は好きー」
と言ってくれる守備範囲の広さです。
船舶の売買などの海運業で巨額の富を得た、
海運王、ウィリアム・バレルさん。
彼の9000点を超える美術作品を所蔵する、
美術館「バレルコレクション」から80作品が初航海を遂げました。
ルノワール、セザンヌ、マネ、ゴッホ、ドガ・・・
有名どころの傑作がずらっと並びます。
音声ガイドを聞きながら、私も大航海へ導かれます。
展覧会は3部で構成され、
写実主義から印象派への流れを順に追っていくことができます。
第1章:身の回りの情景
第2章:戸外に目を向けて
第3章:川から港、そして外洋へ
間近でみる絵画はキラキラしていて、
光の結晶が見えるようでした。
印象派の絵は特に見る角度や距離によっても表情を変えてくるので、
飽きることなくずっと観ていられます。
今回私が特に魅了された絵はこちら、
ウジェーヌ・ブーダンの
「トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー」です。
画面の大半を空の青が占め、雲や空気の流れまで感じられます。
ご婦人の赤と黄色のドレスが景色に映えますね。
いかにも、ただものではない予感・・・
こちらもブーダン。
「トゥルーヴィル、干潮時の埠頭」です。
まだまだ美術勉強中の私は、恥ずかしながら
ブーダン、名前くらいしか知りませんでした。
19世紀のフランス画家で、印象派の先駆者のひとりと言われ、
モネに戸外制作を勧めた方だそうです。
海辺の風景をたくさん描き、「空の王者」と呼ばれた程、大気や天候の移り変わりを繊細に筆で捉えたようです。
好きだなー
完全に私好みです。
その他の作品も、柔らかい雰囲気のものが多く、
素敵な展覧会でしたー
満足満足、楽しかったー
これにて、広島旅行記終了です。
最後までお付き合いありがとうございました。