山王美術館は知る人ぞ知る美術館 門外不出のコレクション

嫁です。大阪、難波近くにひっそりと佇む美術館。規模は小さいですが、本当におすすめです。

山王美術館 概要

山王美術館は、2009年に開館、ホテルモントレグラスミア大阪内に併設されています。ルノワールをはじめとした、名匠たちの美術作品を、洋画・日本画・陶磁器と幅広く収蔵されています。

収蔵するコレクションにより、春・夏季秋・冬季年2回、企画展が開催されます。

MEMO

主な収蔵作家:ルノワール・キスリング・ボナール・藤田嗣治・小磯良平・梅原龍三郎・荻須高徳・上村松園・横山大観・東山魁夷など

注目すべきは、山王美術館のコレクションは門外不出であることです。今までも、きっとこれからも巡回することはなく、ここを訪れないと出会えない美術作品なのです。

住所・営業時間

大阪府大阪市浪速区湊町1-2-3 ホテルモントレグラスミア大阪22階

11:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日 土・日曜日
※2020年9月3日より休館日が月~水曜日に変更

平日のみの開館なので訪問の際はご注意を!

アクセス

  • JR「難波駅」より徒歩約1分
  • 地下鉄大阪メトロ 四つ橋線「なんば駅」北改札口30番出口
  • 地下鉄大阪メトロ 千日前線「なんば駅」西改札口より徒歩1分
  • 地下鉄大阪メトロ 御堂筋線「なんば駅」北西or北東改札口より徒歩約5分
  • 阪神・近鉄「大阪難波駅」西改札口より徒歩約1分
  • 南海「難波駅」3F北改札口or2F中央改札口より徒歩約7分

まずはホテルモントレの1階まで行き、1階のエレベーター22階のホテルフロント階へ上がります。地下にある、オフィス用のエレベーターでは美術館へは辿り着けませんのでご注意ください。

フロントロビーを越えて、右手奥のチャペルの付近に美術館の入り口があります。

入館料

  • 一般 1000円
  • 大学・高校生・中・小学生 500円

ホテル利用者には割引があるようです。またJAF会員や、「ミュージアムぐるっとパス・関西」を利用すれば半額となりますので必見です。

受付から館内まで

受付で入館料を支払い、隣のロッカーに荷物を預けます。準備ができたらスタッフの方が扉を開け、館内へ招き入れてくださいます。

一組、一組丁寧におもてなししてくださる姿勢に、作品を目にする前から心が高なります。

部屋は3つに分かれており、陶磁器日本画洋画が展示されています。展示作品数は50数点と、都会の有名企画展に比べるとこじんまりとはしていますが、落ち着いた空間で混雑もないのでゆっくり鑑賞することができます。

音声ガイドや詳細な説明パネルはありません。

企画展:フランス近代名画展

これまでに私は3回程訪れ、藤田や大観、ルノワールの作品を楽しみました。

今回は2019年の春・夏季コレクション展
コレクションでつづる フランス近代名画展」を紹介します。

ルノワール、コロー、ミレー、モネ、ルドン、ボナール、ヴラマンク、キスリング、藤田嗣治、ローランサンの作品が35作品展示されていました。

こちらが私のお気に入り作品です。

ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 「果物をもった横たわる裸婦」
    企画展のポスターにもなった女性の絵です。画面に斜めに配置された女性が果物や黄・オレンジ・白色の花に囲まれています。右半分の背景の暗さから感じられる陰影と左半分のぼんやりした遠景が対照的でおもしろいです。艶やかな女性の肌に思わず触れたくなってしまいます。
  • 「裸婦」
    遠くから鑑賞しても筆のタッチが分かるほど大胆に描かれているのに、絵から受け取る印象は光の輝きをまとった繊細な空気です。サーモンピンクのかわいい頬からは女性の暖かさを感じます。

山王美術館に収蔵されているルノワールの作品は、最晩年のものが多いです。リウマチを患い、症状の進行のため、補助具を用いなければ絵筆も握れなかったほど。車いすが離せない毎日だったそうですが、病気を振り払うかのような明るい色使いに、力強さや画家の人生をかけた底力を感じます。穏やかでふっと笑顔になれる、ルノワールの絵が私は大好きです。

藤田嗣治
  • 「パンを持つ少女」
    藤田独特の乳白色の肌で、いたずらっ子のようなかわいらしい女の子の絵です。藤田の絵は一見冷たく、ツンとした印象を受けますが、モデルの表情が何とも妙で、不思議と惹きつけられます。細部まできっちり描かれ、細い輪郭線は日本画の影響でしょうか。

私設の美術館がこれだけの数の藤田の作品を収蔵していることに驚きました。藤田をメインとした企画展も過去に開催されているようなので、今後新たな作品に出会えることを楽しみにしたいと思います。

ショップ

ミュージアムグッズなどのショップは併設されていません。あるのはコインロッカーの隣にポストカード売り場のみです。また、買い方も独特で、サンプルの番号をメモし、スタッフの方に渡して会計を行います。

お気に入りの作品をぜひおうちにも持って帰ってくださいね。

まとめ

こんなにすてきな作品たちと出会える美術館ですが、平日のみの営業、ホテル内併設ということもあり、案外一般の方に知られていません。

展示室に私だけ・・・で空間を独り占めなんてこともありましたよ。

自分の時間でゆっくり作品と向き合える、贅沢な時間をあなたも過ごしてみませんか。

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