嫁です。360℃どこを見てもジブリの世界に浸れます。ジブリ好きじゃなくても行かなきゃソンソン。
赤・青・黄の原色が粘土細工のように組み立てられ、まるっこいフォルムの外観。東京の中でも緑の多い井之頭公園に隣接して、ひょっこり不思議な建物が現れます。カラフルな巨大生物のよう。その巨大生物の中は大人もいろいろ忘れて楽しめるファンタジーな世界が広がっていました。
なかなか取れないチケットの予約方法、美術館の必見ポイントからお土産まで、実際の訪問をもとにご紹介します!!
美術館のコンセプト
日本が世界に誇る映画監督、宮崎駿さんが構想から建築のデザイン、展示企画のすべてを手掛けられています。
キャッチフレーズは
『迷子になろうよ、いっしょに。』
こんな美術館にしたい、という館主さん(宮崎駿監督)のお言葉です。
おもしろくて、心がやわらかくなる美術館
いろんなものを発見できる美術館
キチンとした考えがつらぬかれている美術館
楽しみたい人は楽しめ、考えたい人は考えられ、感じたい人は感じられる美術館
そして、入った時より、出る時ちょっぴり心がゆたかになってしまう美術館!
三鷹の森ジブリ美術館 公式ホームページ
住所・営業時間
東京都三鷹市下連雀1-1-83
10:00~18:00
定休日:火曜日
チケット予約方法
ローソンでチケット発券が唯一の予約方法です。
毎月10日午前10時に翌月分のチケット購入が可能となります。
購入の際に日時を指定する必要があります。毎日、10時、12時、14時、16時の4回、入場時間が設定されています。入場制限は指定時間から30分間。入ってしまえば、入れ替えはないので自らと施設の時間の許すまで、ジブリの世界を楽しめます。
大人・大学生 1000円
高校・中学生 700円
小学生 400円
幼児(4歳以上) 100円
幼児100円ってとこがかわいい。赤ちゃんも一人前ですね。
確実にチケットを手にするために
やはり人気美術館です。土日の分はすぐに売り切れます。先着順なので、10日の10時に限りなく早くネットに張りつくことをおすすめします。
ネット予約の際は無料の会員登録が必要となるので、事前にできる登録は今のうちに済ませておきましょう。
それでも購入できなかった場合は、キャンセル待ちを狙うのです!
ネットで予約をされた方は、3日以内ローソンで購入、発券をする必要があります。そのため、その発券を怠った枠をかすめ取るのです。次は13日の10時ですよ!!
アクセス
駐車場はありませんので公共交通機関での訪問をおすすめします。
最寄駅、JR三鷹駅南口からコミュニティバスを利用すると約5分です。スタジオジブリさんがデザインしたバスも走っているそうなので、乗れるとラッキーですね。
早く出発したこともあり、私は徒歩で向かいました。JR三鷹駅南口からは歩いて約15分です。歩いたからこそ見える景色がありました。
歩く道のりまでもエンターテインメントに変えてしまう、ジブリさんは根っからの楽しませ上手です。
「風の散歩道」おしゃれな風が吹いていました。
何でもない道路に街路樹、名前がつくだけでこんなにワクワクするのですね。
800m、500m、300m・・・
「はやく。はやくおいでよ。こっちだよー」
ジブリの仲間たちが迎えに来てくれているようです。
ちなみに私は500mの標識を見逃して、逆戻りしました。
到着!でも早く着きすぎた!
時計の時間からも分かるように、早く着き過ぎて門が開いていません。まさかの一番乗りでした。
スタッフの方の出勤を見守り・・・はやく開けてくれないかなぁ。
くるっと施設を外周し、柵の周りから予習します。すると・・・
気になって、ズームイン!!
巨神兵さんではないですか!テンション上がります。
時間が早いこともあり、周りにはカフェやちょっと休める場所はありませんでした。井之頭公園のベンチで休憩し、そのときを待ちます。
やっと入場
予約時の指定時間に合わせて入場します。
もちろん一番空いていそうな10時初回入場です。
入り口ではトトロが受付係です。
じーっとこちらを見つめてます。下の窓にはまっくろくろすけ。
トトロさんに話しかけても、チケット受け取ってもらえません。
そう、こっちはニセモノ。本物はこちらです。
一番乗りしたはずですが、公園でのんびりしているうちに、人間さんがたくさん増えておりました。いつの間に!あなたたちどこから出てきたのー。
館内紹介
館内は写真撮影NGなので、気になる方はぜひ訪問をおすすめします。
ちなみに屋外や建物外観は撮影できます。
絶対に後悔しません。むしろ何度も来ても楽しい。
受付
受付の際は身分証明賞をお忘れなく。チケット表示の名前と確認されます。
受付ではチケットと交換で一人1枚、3コマの35㎜フィルムが付いたフィルムチケットがもらえます。実際に映画館で使用されていたフィルムを使用していて、2つとして同じものはない、自分だけのきっぷです。光に透かしたとき、あなたのフィルムにはどのシーンが映っていますか・・・
ちなみにジブリ美術館では小さなお子さんも立派な一人のお客様。
踏み台にのぼって、受付のお姉さんからちゃんときっぷをもらっていましたよ。
エントランス~ホール
フレスコ画とステンドグラスのエントランスをジブリの主要キャストがオールスターで演出です。お花や動物もたくさん。写真に残せないのでしっかり自分の目に焼き付けます。
階段を降り、吹き抜けのホールに出ると、鑑賞に順路なんてありません。
2階に上がる螺旋階段や空中通路、展示室へ続く扉、外につながる扉・・・進む道はあなた次第です。
子どもたちにしか見えない秘密の通路や同線、抜け道もたくさんありそうですね。
また、地下エレベーター左手に、入場した際にもらえるフィルムチケットの投影機があります。「黄色い箱」が目印です。自宅で楽しむには、ミュージアムショップ「マンマユート」限定のフィルムビューワーを手に入れて帰ってください。
装飾
子どものための美術館。いやいや、そんなことありません。一見ファンタジーな施設ではありますが、前述のステンドグラスはもちろん、壁画から、階段の手すり、エレベーターのボタンまでこだわりが細部まで。この建物、いや空間全体がぜいたくなジブリ作品となっています。
ジブリのキャラクターたちがあっちにもこっちにもかくれんぼ。
コインロッカー
遠方からの旅行者にも嬉しい、コインロッカーがあります。利用後にコインが返ってくるので無料です。キャッシュレスの時代ですから100円硬貨をお忘れなく。
ネコバス
2階には実物大よりちょっと小さいネコバスがいます。ふかふかで実際に中に入れるのです!
小学生以下限定で!!
かわいそうな大人はネコバスには乗れませんが、ネコバスのソファのお部屋がありますので、想像力を存分に働かせて、目を閉じてネコバスの世界を・・・
ミニ映画
受付でもらったフィルムチケットの本当の出番です。
映像展示室「土星座」では期間ごとにオリジナル短編映画を鑑賞することができます。一般公開はされていない作品なので、ここでしか味わえない貴重な鑑賞ですよ。
図書閲覧室:トライホークス(三羽の鷹)
一見埋もれてしまいがちですが、私の一番のおすすめスポットです。宮崎駿監督とジブリ美術館のおすすめの絵本・児童書が置いてあります。ジブリに関連のある作品も多く、背景や物語のその先にまで触れることができます。
こちらで私はホフマン作の「クルミわりとネズミの王さま」を購入しました。
有名な「くるみ割り人形」のお話ですが、ここでこの本を購入すると、宮崎駿監督オリジナルのブックカバーをプレゼントしてもらえるのがポイント!!
他のどこにもないレアなお土産になりました♪
常設展示室:映画の生まれる場所(ところ)
「映画の生まれる場所(ところ)」は5つの展示室で構成されています。
机の上には書きかけの絵や無造作に置かれた鉛筆。まるで、さっきまでこの机で誰かが何かを描いていたかのような制作部屋です。部屋の中には、本やたくさんのおもちゃ、壁にはイラストやスケッチが、隙間なく貼られています。
部屋を進むごとに、作品の制作過程を見守っていくことができます。
夢がある場所でしか人に夢を与える作品は完成しないのですね。
美術館の守り神
屋上には先ほど発見した巨神兵。5mもあるんですよ。
でもひとりぼっちでかわいそうです。小鳥さんたちが来てくれるといいね。
彼はジブリ美術館の守り神なんだそうです。
屋上にはラピュタつながりでこんなものも。
みんなこの石でムスカごっこしてました。ラピュタ好きはうずうずしていることでしょう。『読める・・・読めるぞ!!』
カフェ 麦わらぼうし
建物の中でも特に目をひく鮮やかな色彩。大人気のミュージアムカフェです。
いつ見ても満席でした。確実に訪れたいなら開館直後にダッシュ要です。
カフェの前の手洗い場です。こんなところまで・・・ぬかりない。
ミュージアムショップ:マンマユート
マンマユートは「紅の豚」に出てくるピンクの空賊さん。ちょっぴり泣き虫だけど、ときにカッコよくきめてくれる、ママの子分です。イタリア語で「ママ、助けて」という意味だそうですよ。
ここでしか買えないオリジナルグッズもたくさん!ですが、私のおすすめはステンドグラス風のポストカード。写真、撮れなかったからね。
そしてマンマユートのショップバッグが何ともかわいいのです。
まとめ
覚えておきたい基本のき
- チケット販売は毎月10日の午前10時開始
- フィルムチケットをホールの黄色い投影機に差し込め!
- カフェ利用は混雑必至!10時入場直後がおすすめ
- オリジナルお土産で思い出を持って帰ろう
- ジブリの世界で迷子になろう